eスポーツシーンでも高い人気を誇るタクティカルFPS【VALORANT】は、低スペックPCでも動作可能な軽さが魅力ですが、本格的に勝ちを目指すならスペック選びは非常に重要です。
フレームレートが安定しない環境ではエイム精度や反応速度に悪影響が出るためVALORANTに必要な最低スペック推奨スペックを正しく理解し快適なプレイ環境を整えることが大切です。そんな【VALORANT】のスペックですが、
・VALORANTの最低・推奨スペックは?
・ゲーミングPCを購入する時の注意点はあるの?
・ゲーミングPCの予算が知りたい!
という疑問を持つ方に向けて、今回はVALORANTの最低・推奨スペックについて分かりやすく紹介していきます。また、ゲーミングPCを購入する上での注意点や予算についても触れていきますので興味がある方はぜひお読みください。

【VALORANT】の最低・推奨スペック

【VALORANT】は比較的軽量なFPSですが、最低スペックはあくまで動作するレベルであり、快適にプレイするには推奨スペックを満たすPCが必要です。最低スペックでは30fps程度、推奨スペックでは60fps以上が安定して出せるため、快適な対戦環境を求めるなら推奨スペック以上のPCが必須になります。
最低スペック
とりあえずVALORANTをプレイできればいいという方におすすめのスペックです。
このレベルのPCでもゲームは起動しますが、30fps前後とカクつく可能性があり快適とは言えません。
以下にVALORANTがプレイできる最低スペックを表にして記載しています。これからVALORANTをプレイするという方はぜひ参考にしてみてくださいね。
パーツ | 最低スペック条件 |
OS | Windows 7/8/10【64-bit】 |
CPU | Intel Core 2 Duo E8400 |
GPU | Intel HD 3000 |
メモリ | 4GB |
VRAM | 1GB |
解像度 | 1024×768 |
このスペックで得られるプレイ環境
・インストール・起動は可能。
・30fps前後でプレイ可能。
・ロード時間が長く、遅延を感じやすい場面もある。
推奨スペック
VALORANTを快適に楽しみたいなら、推奨スペックは最低限クリアすべき基準です。
このレベルのPCであれば、60fps以上の安定したフレームレートでプレイ可能で、視点移動や撃ち合いもスムーズになり、ラグやカクつきのストレスが大きく減ります。
以下にVALORANTが快適にプレイできる推奨スペックを表にして記載しています。
VALORANTを本気で楽しみたいという方は参考にしてみてください。
パーツ | 最低スペック条件 |
OS | Windows 10【64-bit】 |
CPU | Intel i3-4150 |
GPU | Geforce GT 730 |
メモリ | 4GB |
VRAM | 1GB |
解像度 | 1920×1080(フルHD) |
このスペックで得られるプレイ環境
・60FPS前後で安定したプレイが可能
・グラフィックも最低設定から一部をあげられる
・ラグや遅延が少なくなり撃ち合いにも問題なし
ストレージは多めに開けてく
【VALORANT】本体のインストール容量はおよそ30GB前後と軽めですが、Windowsのシステム領域や他のゲーム・アプリケーションの存在も考えると、最低でも空き容量は100GB以上を目安にしておくのが理想です。
最低:空き容量100GB以上
理想:250GB~500GB以上
ゲーミングPCは定期的な買い替えが必須!

ゲーミングPCは一度買えば長く使えると思われがちですが、実際は数年ごとの買い替えやアップグレードが必要になります。特に【VALORANT】のような対戦型FPSでは、安定したフレームレートと処理速度が勝敗に直結するため、古くなったパーツでは性能が追いつかないこともあります。
なんで定期的な買い替えが必要なの?
ゲーミングPCは最新ゲームの動作に必要な高スペックに対応するため、定期的な買い替えが必須です。パーツの劣化や故障リスクも増加し、快適なゲーム環境を維持するには2〜3年ごとの買い替えをおすすめします。
【推奨】買い替え時期
使用年数 | ゲーム対応レベル | 買い替えタイミング |
1~2年 | 最新ゲームを快適にプレイ | 買い替え不要 |
3~4年 | 画質を下げれば遊べる | 買い替え検討 |
5年以上 | 最新のゲームが快適に遊べない | 買い替え必須 |
パソコンの寿命について
パソコンの寿命は使い方によって変わります。作業用パソコンは文書作成やネット閲覧など軽い作業が中心なので、3〜5年は快適に使えます。一方、ゲーミングPCは高い処理能力が必要なため、パーツに負荷がかかりやすく寿命は短めです。快適に最新ゲームを楽しむには2〜3年ごとの買い替えやパーツ交換をしましょう。
用途 | 寿命の目安 | ポイント |
作業用 | 3~5年 | 軽作業なら長持ち |
ゲーム用 | 2~3年 | 高負荷で劣化が早い。 |
【相場別】ゲーミングPCのスペックの目安を紹介

ゲーミングPCの価格帯によってプレイできるゲームや個々のパーツについて紹介していきます。また、ゲーミングPCは価格によって搭載されるパーツの性能が大きく変わるので自分の予算に合ったPCを選ぶために、相場ごとのスペック目安を把握しておくことが重要です。
予算10万~20万で購入できるPC
この価格帯のゲーミングPCは、多くの人気ゲームを中〜高画質で快適にプレイでき、メモリは16GBが標準的です。コストパフォーマンスが良いため、初めてゲーミングPCを購入する方や、予算を抑えつつ快適なゲーム環境を求める方におすすめです。
主なパーツの目安
パーツ | 目安スペック |
CPU | Intel Core i5 第10世代〜 / AMD Ryzen 5 3600〜 |
GPU | NVIDIA GTX 1660 / AMD RX 6500 XT |
メモリ | 16GB DDR4 |
ストレージ | SSD 256GB〜512GB |
このスペックでプレイできる有名なゲーム
・Apex Legends
・フォートナイト
・VALORANT
予算20万~30万で購入できるPC
この価格帯のゲーミングPCは、最新の3Dゲームも高画質設定で快適にプレイできる性能を備えています。ゲーム配信や動画編集など、クリエイティブ用途にも強く長期的に活用できるハイスペックモデルを求める方におすすめです。
主なパーツの目安
パーツ | 目安スペック |
CPU | Intel Core i7【第12世代以降】 |
GPU | NVIDIA RTX 3060 Ti〜RTX 4070 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | SSD 1TB |
このスペックでプレイできる有名なゲーム
・バイオハザード RE:4
・ホグワーツ・レガシー
・Starfield
予算30万以上で購入できるPC
予算30万円以上のゲーミングPCは、ほぼすべてのゲームを快適に動かせることができます。さらに、ゲーム実況・動画編集・3DCG制作など、ゲーム以外のクリエイティブ用途にも余裕で対応できるためプロ志向の方や本格的にPC環境を整えたい人におすすめです。
主なパーツの目安
パーツ | 目安スペック |
CPU | Intel Core i7 / i9【第13・14世代】 |
GPU | NVIDIA RTX 4070 Ti〜4090 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 2TB |
最高画質でプレイできる有名なゲーム
・Microsoft Flight Simulator
・Alan Wake 2
・Cyberpunk 207
【自作したい方必見】値段が左右しやすいゲーミングPCのパーツ

ゲーミングPCを自作する際、全体の価格に大きく影響するのが主要パーツの選定です。特にGPUやCPUは性能差が価格に直結しやすく、どのゲームをどの画質でプレイしたいかによって最適な選択が変わりますので目的と予算を明確にして無駄のないパーツ選びを心がけましょう。
VALORANTでは、プロ選手が使用しているデバイス・感度が多く公開されています。
下記の記事では、VCT Americans 2025に出場した選手のデバイス・感度を分かりやすく紹介しています。
また、プロの使用率が高いデバイスもまとめて紹介していますので興味がある方はぜひお読みください。

GPU
GPUは、ゲームの映像を描くための心臓部のことを言います。画質やフレームレートに直結し、どんなゲームがどれくらい快適に動くかは、このパーツでほぼ決まるのです。
値段もピンキリで、1万円台の入門モデルから20万円以上するハイエンドモデルまであります。
【用途別】おすすめのGPU一覧
用途 | おすすめGPU | 快適度 | 価格帯 |
軽めのゲームを プレイしたい | RTX 3050 | ![]() フルHDで快適 | 3〜4万円前後 |
人気ゲームを 高画質で遊びたい | RTX 4060 Ti | ![]() フルHD~EQHD | 5〜7万円前後 |
最新作も高画質で 遊びたい | RTX 4070 Ti | ![]() WQGD~4K対応 | 8〜11万円前後 |
4K最高設定で 遊びたい | RTX 4090 | ![]() 超重量も快適 | 15〜25万円前後 |
GPU選び方のポイント
・コア数とスレッド数=多いほど処理が速い。
・ゲームをやるなら高クロック重視。
・マザーボードとの相性も確認。
CPU
CPUは、PC全体の頭脳のような存在です。ゲーム中のキャラの動きマップの読み込みマルチタスクなど、GPUとは違った形で快適さに直結するパーツなのです。
ゲームだけでなく動画編集や配信などの重たい処理をしたい場合にこそ性能が重要になってきます。
【用途別】おすすめのCPU一覧
用途 | おすすめCPU【Intel】 | 快適度 | 価格帯 |
軽めのゲームを プレイしたい | Core i3-14100F | ![]() コスパ〇 | 2.5〜4万円前後 |
フルHD高画質で 快適にプレイ | Core i5-13400 | ![]() 高画質で快適 | 4.5〜7万円前後 |
WQHDや配信も 視野に入れる | Core i5-14600K | ![]() マルチタスク向け | 8〜11万円前後 |
配信・動画編集など 重作業向け | Core i9-14900K | ![]() クリエイティブ作業も 万能対応 | 15〜25万円前後 |
CPU選び方のポイント
・ゲーム中心ならクロック数重視。
・配信・編集ならコア数・スレッド数重視。
・性能と価格のバランスを見極めるのがコツ。
電源ユニット
電源ユニットは、PCの各パーツに安定した電力を供給する役割を持っています。
性能が高いGPUやCPUほど多くの電力を消費するため、電源容量が不足するとPCが不安定になったり最悪故障の原因にもなるのです。
【用途別】おすすめの電源ユニット一覧
用途 | 推奨電源容量 | 快適度 | 価格帯 |
軽めのゲーム | 450〜550W | ![]() 安定して動く | 約5,000〜8,000円 |
ミドルクラスの ゲーミングPC | 600〜750W | ![]() 安定性・余裕あり | 約8,000〜12,000円 |
配信や編集にも対応 | 850W〜1000W以上 | ![]() 長時間使用でも安心 | 約13,000円以上 |
電源ユニット選び方のポイント
・定格出力【W】は余裕を持って選ぶ。
・信頼できるメーカーを選ぶ。
・将来的なパーツ交換や増設も考慮すると良い。
メモリ
メモリは、ゲームやソフトのデータを一時的に保存し、CPUやGPUに素早く渡す役割を持ちます。容量が少ないと動作が遅くなりカクつきや読み込み遅延の原因に繋がるのです。
最近のゲームは16GBが標準的な容量で、快適に遊ぶためには最低でも16GB、配信や動画編集も考えるなら32GB以上が推奨されます。
【用途別】おすすめのメモリ一覧
用途 | 容量 | 快適度 | 価格帯 |
軽めのゲーム | 8GB | ![]() 余裕がない | 約4,000〜6,000円 |
一般的なゲーム | 16GB | ![]() 快適に動作 | 約7,000〜12,000円 |
高画質ゲーム+配信 | 32GB | ![]() 同時作業もスムーズ | 約15,000〜25,000円 |
メモリ選び方のポイント
・容量は最低16GBがおすすめ。
・クロックはゲームなら3200MHz以上が目安。
・予算と用途に合わせて容量を調整しよう。
ゲーミングPCを購入する際の注意点

ゲーミングPCを購入する際に押さえておきたい重要なポイントを紹介しています。予算に合わない高スペックモデルを選んでしまい、十分に性能を使いこなせないケースや、逆に性能が足りず最新ゲームで動作が重くなることもありますので注意して見ていきましょう。
ゲームの推奨スペックを確認
ゲームには動作に必要な最低スペックと快適にプレイできる推奨スペックがあります。
ゲーミングPCを選ぶ際は、この推奨スペックを基準にすることが大切です。推奨スペックを満たしていないと、ゲームがカクついたり起動できなかったりすることがあります。
見た目ではなく中身も大切
ゲーミングPCを選ぶとき、かっこいいデザインや光るイルミネーションに目が奪われがちですが、本当に重要なのは中身のスペックとパーツの質です。見た目がシンプルでも高性能なら快適に遊べます。
・見た目の良さ=性能というわけではない。
・購入前はスペックを必ずチェックしよう。
中古はなるべく避ける
中古のゲーミングPCは安く手に入るメリットがありますが、性能や寿命、保証面でのリスクも高いです。特にゲームの推奨スペックは年々上がるため、古いパーツだとすぐに性能不足になる可能性があります。
ポイント | 中古PCの注意点 | 新品PCのメリット |
性能 | 古いパーツで最新ゲームに 対応しにくい | 最新パーツで快適にゲームが可能 |
寿命 | バッテリーや部品の劣化が 進んでいる可能性あり | 長期間安心して使える |
故障リスク | 不具合の発見が難しく 修理費用がかさむ | 初期不良対応や故障時の サポートが受けやすい |
相場をネットで確かめて購入
ゲーミングPCを購入する際、ネットで相場を確認することは非常に重要です。適正価格を把握することで、予算内で最適な性能のPCを選ぶことができます。
以下に、相場を確認するためのおすすめサイトを記載していますので興味がある方はぜひ調べてみてくださいね。
おすすめのゲーミングデバイス紹介

初心者にもわかりやすく、おすすめのゲーミングデバイスを種類別に紹介していきます。ゲーミングPCの性能を最大限に引き出すためには、ゲーミングデバイスの選定も非常に重要ですので興味がある方はぜひお読みください。
コスパ重視

メーカー | NLPC |
お値段 | 127,800円 税込 |
特徴 | かっこいい・安い・性能〇 |
スペック
GPU | CPU | メモリ | OS |
RTX3060 | Ryzen 5 5500 | 16GB | Windows 11 Pro |
性能重視

メーカー | ガリレア |
お値段 | |
特徴 | 2年間の安心保証付き |
スペック
GPU | CPU | メモリ | OS |
RTX 4060 | Ryzen 5 4500 | 16GB | Windows11 |
見た目重視
ASUS ROG Strix GA15
メーカー | ASUS |
お値段 | 319,800円税込 |
特徴 | 未来的なデザインとライティングが特徴的 |
スペック
GPU | CPU | メモリ | OS |
RTX 4060 | Core i5 14400F | 32GB | Windows11 |
バランス重視
mouse 【 RTX4060 搭載 / 3年保証】
メーカー | マウスコンピューター |
お値段 | 219,800円税込 |
保証 | 3年保証 |
特徴 | 値段はやや高めだが性能・見た目共に◎ |
スペック
GPU | CPU | メモリ | OS |
RTX4060 | Ryzen 7 5700X | 32GB | Windows11 |
まとめ

今回は、【VALORANT】最低・推奨スペックについて分かりやすく解説しました。また、ゲーミングPCの定期的な買い替えについてや注意点などもまとめました。皆さんもぜひ自分好みのゲーミングPCを購入してゲームや作業を楽しんでみてくださいね。