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【BenQ ZOWIE U2 レビュー】軽量×シンプル設計で競技シーンを支えるゲーミングマウス

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eスポーツシーンで高い支持を集めるZOWIEシリーズから、新たに登場した【ZOWIE U2】。軽量かつシンプルな設計で、競技シーンを意識した作りが特徴のゲーミングマウスです。

本記事では、

・【ZOWIE U2】の基本性能・スペック
・【ZOWIE U2】と他製品の比較

など詳しくレビューしています。本記事を読めば、ZOWIE U2の特徴や実際の操作感をしっかり把握でき、購入を検討している方の判断材料になるはずです。eスポーツやFPSなどシビアな操作が求められるゲームで本領を発揮するゲーミングマウスを探している方は、ぜひ参考にしてみてください。

ゲーミングデバイス専門店ふもっふのおみせ
この記事を書いた人
しがないゲーマー

しがないゲーマーFPS歴12年
【経歴】
現在8年目の某企業のPC周辺機器の開発部門勤務のプログラマー&ブロガー
【FPS遍歴】
SA→PUBG→CSGO→APEX→VALORANT
今までの経験と実際に使用したりしっかりと調べた情報を記事にまとめています。現在他サイトも含め執筆した記事は1000記事越え、上位3位以内獲得記事多数
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【ZOWIE U2】の基本性能・スペック・使用感

まずは【ZOWIE U2】の基本性能とスペックを確認していきましょう。ゲーミングマウス選びでは、重量や形状、センサー性能といった仕様がプレイスタイルに直結します。ここでは公式情報をもとに、ZOWIE U2がどのような特徴を持っているのかを整理します。

スペック一覧

項目内容
形状 左右対称(右利き用)
サイズ(外形寸法)約 124 × 65 × 38 mm(長さ × 幅 × 高さ)
重量約 60 g(ケーブルレス/ワイヤレス使用時)
センサー PixArt PAW-3395 センサーを搭載。
DPI400 / 800 / 1000 / 1200 / 1600 / 3200
レポートレート(ポーリングレート)125 / 500 / 1000 Hz
接続方式 / インターフェース2.4 GHz ワイヤレス接続 + 有線充電用 USB-C ケーブル(USB-A 変換アダプタ付属)
バッテリー持続時間約 70 時間
ボタン / ホイール5ボタン / 24ステップ

商品価格

ブランドBenQ ZOWIE
お値段12,800円
平均レビュー

表面の質感

ZOWIE U2の表面は、サラサラとしたマットな質感で、手に馴染みやすく、長時間の使用でも快適さを保ちます。乾燥した手で使用すると若干滑りやすさを感じることがありますが、手のひらに汗をかいているときは適度なグリップ感が得られます。

ただし、手汗や油分が付着すると汚れが目立ちやすくなるため、定期的な清掃をおすすめします。

形状・サイズ・重量・握りやすさ

  • 形状:左右対称デザイン
  • 寸法:全長124mm × 幅58~65mm × 高さ32~38mm
  • 重量:約60g

このサイズと重量は、特に「つかみ持ち(クローグリップ)」に最適化されています。サイドのくぼみが親指と薬指を自然にホールドし、手のひら全体を支えることで、安定した操作感を提供します。

ZOWIE U2は、側面に「インワードカーブ(内側へのくびれ)」を採用しており、親指や薬指が自然にフィットするため、持ち上げやすく安定したグリップ感を得られます。特にクローグリップに最適な形状とされ、指先の操作と手のひらの支えをバランスよく活かせる点が特徴です。
また、表面は滑りにくいテクスチャー仕上げで、長時間の使用でも安定感を保ちやすいと評価されています。

クリック感

実際に使ってみて感じたのは、クリックがとても軽快で反応が速いということです。押し込みが浅めで、指先にストレスがなくテンポよく操作できます。特にFPSの連射や細かいエイム調整では、思った瞬間にしっかり入力が反映される印象でした。

ホイールの使用感

ZOWIE U2のホイールは、以前のモデルと比べて明らかに進化を感じました。ゴム製の表面と深い溝により、指先でのグリップがしっかりしており、スクロール時の安定感が向上しています。また、ホイールのクリック感も適度な硬さで、誤操作を防ぎつつ、快適に押し込むことができます。

音に関しても、以前のモデルに比べてかなり静かになっており、深夜のプレイでも気になることはありませんでした。

ただし、ホイールのクリックはやや大きめの音がするため、静かな環境での使用時には注意が必要かもしれません。

センサー

ZOWIE U2には、高性能なPixArt PAW3395センサーが搭載されています。

  • 最大DPI:26000(ZOWIEは3200まで制限)
  • DPI段階:400 / 800 / 1000 / 1200 / 1600 / 3200(底面ボタンで切替可)
  • ポーリングレート:125Hz / 500Hz / 1000Hz
  • リフトオフディスタンス(LOD):約1.2mm(非常に低く、細かい動きにも対応)
  • Motion Sync機能:センサー動作を最適化

これにより、ZOWIE U2は正確で安定した追従性能を持ち、特にFPSなど細かいエイム操作が必要なゲームで高いパフォーマンスを発揮します。

【ZOWIE U2】のメリット

ZOWIE U2は、プロゲーマーや競技シーンで高く評価されている左右対称型のワイヤレスゲーミングマウスです。軽量設計と独自の形状、優れたセンサー性能により、快適な操作性と高精度なエイムを実現します。本項では、ZOWIE U2の特長とおすすめポイントを詳しく紹介します。

科学的アプローチによる独自形状設計

ZOWIE U2は、プロゲーマーの手や指の動きを詳細に解析し、左右対称型ながらもクロウグリップ(つかみ持ち)に特化した内側カーブのサイドデザインを採用しています。これにより、親指と薬指が自然な角度でマウスをホールドでき、長時間の使用でも疲れにくく、精密な操作が可能です。

約60gの軽量設計と優れたワイヤレス性能

本体重量は約60gと非常に軽量で、素早いエイムや繊細なマウスコントロールがしやすくなっています。また、2.4GHzのレシーバーに加え、信号の安定性を高める「Enhanced Wireless Receiver」が標準装備されており、電波が混雑する環境でも安定した通信を保てます。

ドライバ不要のプラグ&プレイ仕様

専用ソフトウェアのインストールが不要で、DPI(感度)やポーリングレート(反応速度)などの設定もマウス本体のボタンで直接切り替え可能です。これにより、PCを変えてもすぐに使え、大会やイベントでも安心して使用できます。

高精度センサーと優れたクリック感

搭載センサーはPixArt社の「PAW3395」で、プロレベルの精度と追従性を実現しています。リフトオフディスタンス(LOD)の調整も可能で、さまざまなDPI設定でも安定したパフォーマンスを発揮します。また、Huano製のスイッチを採用し、軽快で確実なクリック感を提供します。

eスポーツシーンでの実績と高評価

実際にeスポーツの競技シーンで使用されており、「形状が自分の手に合う」「競技レベルでもしっかり戦える」といった好意的なレビューが多く寄せられています。これらの実績と評価が、ZOWIE U2の信頼性と性能の高さを証明しています。

【ZOWIE U2】のデメリット

ZOWIE U2は高性能なワイヤレスゲーミングマウスとして高評価を受けていますが、完璧ではありません。価格面やデザイン、設定面など、一部のユーザーにとって気になる点も存在します。本項では、ZOWIE U2のデメリットを詳しく解説します。

DPI設定の上限が26,000であること

ZOWIE U2は、最大DPIが26,000に設定されていますが、これは一部のプロゲーマーや競技シーンでは過剰な性能と見なされることがあります。特に、精密なエイムを求めるFPSゲームでは、過度なDPI設定が逆効果となる場合があります。

左右対称デザインが全てのユーザーに適しているわけではない

ZOWIE U2は左右対称のデザインを採用していますが、これはクロウグリップ(つかみ持ち)に特化した形状です。そのため、他の持ち方(例えば、つまみ持ちやかぶせ持ち)をするユーザーには、手のひらや指の位置が合わず、快適さや操作性に影響が出る可能性があります。

充電スタンドの利便性に関する意見

ZOWIE U2は、充電スタンド兼用の「エンハンストワイヤレスレシーバー」を搭載しており、マウスを置くだけで充電が可能です。しかし、一部のユーザーからは、スタンドの設置スペースやケーブルの取り回しに関する不便さが指摘されています。

ソフトウェアによる詳細設定ができない

ZOWIE U2は、プラグ&プレイ仕様でドライバ不要の簡単な操作が特徴ですが、その反面、専用ソフトウェアによる詳細な設定やカスタマイズができません。これにより、特定の機能や設定を細かく調整したいユーザーには不便に感じられることがあります。

【ZOWIE U2】と他製品を比較

ZOWIE U2は競技シーンでも注目される高性能ゲーミングマウスですが、同じカテゴリーの製品と比べると特徴や適したユーザー層が異なります。本項では、ZOWIE U2と代表的な他製品(Logitech G Pro X Superlight 2、Razer DeathAdder V3 Pro)を性能・形状・価格などの観点から比較し、それぞれのメリット・デメリットを明らかにします。

【Logicool G PRO X SUPELIGHT 2】との比較

特徴ZOWIE U2Logitech G Pro X Superlight 2
形状左右対称、クロウグリップ向け左右対称、広範なグリップタイプに対応
重量約60g約60g
センサーPAW3395HERO 2(32,000 DPI、4kHzポーリングレート)
ソフトウェア不要(大会向け)必要(G HUB)
最大ポーリングレート1,000Hz4,000Hz
価格約15,000円〜約16,000円〜

【Razer DeathAdder V3 Pro】との比較

特徴ZOWIE U2Razer DeathAdder V3 Pro
形状左右対称、クロウグリップ向け右手用エルゴノミックデザイン
重量約60g約63g
センサーPAW3395Focus Pro 30K(30,000 DPI、4kHzポーリングレート)
ソフトウェア不要(大会向け)必要(Razer Synapse)
最大ポーリングレート1,000Hz4,000Hz
価格約15,000円〜約18,000円〜

総評

  • ZOWIE U2: クロウグリップに特化した左右対称デザインとドライバ不要の仕様が特徴で、特に大会向けに適しています。
  • Logitech G Pro X Superlight 2: 軽量で多くのグリップタイプに対応し、優れたゲームパフォーマンスを提供します。
  • Razer DeathAdder V3 Pro: 右手用のエルゴノミックデザインと高いDPI、ポーリングレートを提供し、快適な操作性が特徴です。

各マウスは、それぞれのユーザーの手の大きさや使用スタイルに合わせて選択することをおすすめします。

まとめ

ZOWIE U2は軽量・シンプル設計で競技向けに特化したゲーミングマウスです。高精度センサーとドライバ不要の利便性が魅力ですが、DPI設定やデザインは好みによります。他製品と比較し、自分のプレイスタイルに合うか検討することが大切です。

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