2025年現在、Riot Gamesの【VALORANT】は、Windowsアップデートやドライバの互換性、セキュリティソフトの影響など、さまざまな要因によって起動トラブルが発生することがあります。
とくに最近では、Riot Vanguardが正常に動作していない、起動中にクラッシュするなどのよくある症状がユーザーから報告されています。そんな【VALORANT】ですが、
・VALORANTが起動しない主な原因は?
・VALORANTが起動しないときの対処法は?
・パソコンを変える必要はあるの?
という疑問を持つ方に向けて今回は、VALORANTが起動しない時の対処法を徹底解説していきます。また、パソコンを変える必要がある場合の症状も紹介していきますので興味がある方はぜひお読みください。

VALORANTが起動しない時の原因

VALORANTが起動しない原因はPC環境やソフトウェアの設定、Riot Vanguardの不具合などいろいろな部位で問題が起きます。2025年現在は、Windowsアップデートや最新ドライバとの相性問題、セキュリティソフトによるブロックなどもよくある要因です。
Riot Vanguardの不具合
Riot Vanguardは、ゲームの公正性を保つために導入されており、PCの起動時に自動的に動作しますがインストールの失敗やサービス停止などによって正常に動作しないケースがあります。
Vanguard関連の不具合と対処法
症状 | 考えられる原因 | 対処法 |
Vanguardが起動していないと 表示される | サービスが停止している | PCを再起動 or 管理者権限で再実行 |
Vanguardのインストールに 失敗する | セキュリティソフトが干渉 | 一時的にセキュリティソフトを 無効化して再インストール |
ゲーム起動時にクラッシュする | Vanguardの破損 | Vanguardをアンインストール → 再インストール |
Vanguardの対処法について詳しく知りたい方は以下のリンクから確認してください。
ゲームファイルの破損とは?
VALORANTでは、ゲームのアップデート中に通信が途切れたり、ウイルス対策ソフトが一部ファイルを誤検出・隔離したりすると必要なファイルが欠けてしまうことがあります。
このような破損は見た目ではわかりませんが、起動後すぐにクラッシュする・エラーが出ないまま落ちるなどの症状として現れることが多く、初心者には気付きにくいポイントです。
よくある症状と原因
症状 | 考えられる原因 |
ゲームがすぐに落ちる | 必要なファイルが欠けている |
特定のマップやモードだけ落ちる | 一部のリソースのみ破損 |
エラーもなく起動できない | アップデート失敗 |
修復しても治らない | 深刻な破損 |
Windowsのシステム不整合
VALORANTが起動しない・真っ黒な画面のまま動かない、その原因としてWindows側のシステム不整合や設定エラーがあげられます。
特に2025年現在、Windows 11のアップデートやシステムファイルの破損、セキュリティ設定の変更によって、ゲームとの互換性に問題が生じるケースが増えているのです。
よくある症状と原因
症状 | 原因 |
VALORANTが起動途中で止まる | システムファイルの破損 |
Vanguardが動かずゲームが始まらない | TPMやセキュアブートが無効 |
エラーコード VAN9001などが出る | Windowsの要件を満たしていない |
システム不整合が起きやすいパターン
・Windowsアップデート直後
・新しいPCに乗り換えた直後で初期設定が不十分
・不正なツールやレジストリ変更ツールを使用している
VALORANTが起動しない時の対処法

ここでは、Riot Vanguardのトラブル対策やエラーコードが出た時の対処法など、原因別に効果的な解決策をわかりやすく解説しています。また、2025年の最新環境に対応した具体的な手順を順番に紹介するので、パソコンに慣れていない方でも安心して解決することができますよ。
1. パソコン・VALORANTを再起動する
VALORANTが起動しないときの最も基本的で効果的な対処法が、パソコンとゲームの再起動です。
動作中のソフトやシステムの一時的な不具合が原因で起動できないケースは非常に多いため、一度パソコン自体を完全にシャットダウンしてから再起動することで、解決する場合があります。
VALORANTの再起動の仕方

Windowsマークの隣あたりで右クリック→タスクマネージャーを選択

タスクマネージャーを下にスクロールし【VALORANT】を右クリック→タスクを終了するをクリックしましょう。
以上でVALORANTのアプリを終了することができました。あとはいつもの手順でVALORANTを起動しましょう。
2. 管理者権限で起動してみる
VALORANTが起動しない原因のひとつに、必要なシステム権限が足りずプログラムが正しく動作しないというケースがあります。特に、Riot VanguardやVALORANTの一部機能は、管理者権限での実行が必要なことがあります。
このような場合、VALORANTやRiot Clientを管理者権限で実行することで、必要な処理が正常に行えるようになり起動不良が解消されることがあります。
管理者権限で起動する方法

【VALORANT】のアプリアイコンを右クリック→【管理者として実行】をクリックしましょう。

【はい】を選択しましょう。
以上で管理者として実行することが完了しました。
3.Riot Vanguardを再インストール
Vanguardが正常に動作していないと【Vanguardが起動していない】などのエラーが表示され、ゲームがスタートできません。
この問題を解決するためには、一度Vanguardを完全にアンインストールし最新バージョンを再インストールすることが効果的です。
Vanguardのアンインストール方法
まずは、スタートメニューを開きましょう。

スタートメニューで【プログラムの追加と削除】をタップしましょう。

画面上の検索欄で【Riot Vanguard】と入力し、クリックして【アンインストール】を選択し指示に従って消去しましょう。
再起動後、VALORANTを起動すると自動で再インストールがされます。
4. ウイルス対策ソフトを確認しよう
VALORANTが起動しない原因のひとつに、ウイルス対策ソフトによる誤検知やブロックがあります。
特にRiot Vanguardはカーネルレベルで動作するため一部のセキュリティソフトと衝突しやすく、勝手に停止させられるケースもあるのです。
ウイルス対策ソフトのよくある原因・対策
セキュリティソフト名 | よくある問題点 | 対策 |
Windows Defender | 基本的には問題なしだが 例外設定が有効 | VanguardとVALORANTを例外登録 |
Norton | 機能的に Vanguardをブロックする | 自動保護を一時停止 or 例外設定 |
McAfee | ゲームファイルを 削除することがある | 信頼済みに設定 |
ESET・ウイルスバスター | Vanguardやライアットクライアントを妨害する可能性あり | 完全除外設定で対応 |
無名の無料ソフト | 動作保証がなく不具合を 引き起こすことも | アンインストールを検討 |
対策のポイント
・セキュリティソフトをオフにしてVALORANTが起動するか確認
・起動した場合は、VanguardやVALORANTを例外として追加
・無料のソフトは、互換性の問題が多いのでアンインストール推奨
5. ドライバーの更新
VALORANTが起動しない・真っ暗な画面になるといった問題の原因として、古いまたは不適切なドライバーが関係していることがあります。
特にグラフィックやサウンドドライバーの不具合は、ゲームの起動エラーを引き起こすことが多いため、最新バージョンに更新することが非常に重要です。
確認するべきドライバーと影響
ドライバーの種類 | 起動に与える影響 | 対応方法 |
グラフィックドライバー | ゲームが起動しない | 最新版に手動でアップデート |
サウンドドライバー | 起動時にクラッシュ / 音が出ない | デバイスマネージャーで更新 |
チップセットドライバー | Vanguardとの相性エラー | PCメーカーの公式サイトから更新 |
ネットワークドライバー | 接続エラーやログイン失敗 | 公式ドライバーツールで確認・更新 |
【自動で更新したい方向け】おすすめのツール
ツール名 | 特徴 |
GeForce Experience | ワンクリックで自動更新可能 |
AMD Adrenalin Edition | 設定・更新が一括でできる |
Driver Booster | 複数ドライバーを自動更新可能 |
6. エラーコードの確認
VALORANTが起動しないとき、画面に表示されるエラーコードは原因を特定するための重要な手がかりです。
Riot Gamesは多くのトラブルに対してエラーコードを用意しておりそれぞれに対応した対処法が存在します。
よくあるエラーコードの意味・対処法
エラーコード | 主な原因 | 対処法 |
VAN 9001 | セキュアブートが無効・TPMがオフ | ・セキュアブート ・TPMを有効にする |
VAN 1067 | Vanguardが 正しくインストールされていない | Vanguardを再インストール |
VAN 135 | インターネット接続エラー | ・ルーター再起動 ・ネットワークの確認 |
VAL 5 | アカウントの認証問題 | 一度ログアウト→再ログイン |
0xc0000005 | メモリ違反・ゲームファイルの破損 | ・再インストール ・ゲーム修復ツール使用 |
エラーコードの確認方法
- VALORANT起動時に表示されるエラーメッセージを確認
- 【VAN○○○○】【VAL○○】などの英数字を確認
- スクリーンショットを撮る or エラーログを調べる
場合によってはパソコンを買い替える必要がある?!

パソコンを買い替えなければならない状況について分かりやすく解説していきます。また、VALORANTが起動しない原因としてパソコンのスペック不足や対応していない古いハードウェアが関係している場合もあるので注意して見ていきましょう。
スペックが足りていない
VALORANTが起動しない、または起動してもすぐに落ちてしまう原因として、パソコンのスペック不足が挙げられます。
特に、古いCPUや内蔵グラフィックスを搭載したPCでは、最低動作要件すら満たしていないことが多くゲームがそもそも動作しないケースもあるのです。
VALORANTの最低スペック
パーツ | 最低スペック条件 |
OS | Windows 7/8/10【64-bit】 |
CPU | Intel Core 2 Duo E8400 |
GPU | Intel HD 3000 |
メモリ | 4GB |
VRAM | 1GB |
解像度 | 1024×768 |
以下の記事では、VALORANTの最低・推奨スペックについてより詳しく記載しています。また、パソコンの買い替えの時期についてや、予算についても記載していますので興味がある方はぜひご覧になってみてくださいね。

メモリの不具合や故障
VALORANTが起動しない原因のひとつに、パソコンのメモリの不具合や故障があります。
メモリはゲームやOSの動作に欠かせない重要なパーツで、不具合があると起動時にクラッシュしたり、ゲームが途中で落ちることも多いです。
メモリの不具合をチェックする方法
手順 | 内容 |
1. Windowsメモリ診断を実行 | スタート→Windows メモリ診断と入力して実行 |
2. 再起動して検査を行う | PCが再起動し、メモリのエラーをチェック |
3. 結果を確認する | 問題があれば診断結果にエラーコードが表示される |
対策ポイント
・メモリにエラーが出た場合は、メモリの差し直しや交換を検討
・枚ずつ取り外して動作確認すると原因が特定しやすい
・専門の修理業者に相談するのもおすすめ
対応OSの問題
VALORANTが起動しない原因のひとつに、パソコンのOSがゲームの対応環境を満たしていないというケースがあります。
特に2023年以降、VALORANTはWindows 10以降であることを要求しており、古いPCやWindows 7/8などでは起動が困難です。
VALORANTの対応OS
条件 | 必須・推奨 | 内容 |
Windows 10 64bit以上 | 必須 | 32bit版・Windows 7/8は非対応 |
TPM 2.0 | 必須 | Vanguardが動作するための条件 |
セキュアブートの有効化 | 必須 | セキュリティ上の理由で Vanguardが要求する |
Windows 11 | 推奨 | 将来のサポートや安定性を 考慮すると最適 |
最後に

今回は、VALORANTが起動しない時の具体的な対処法を分かりやすく紹介しました。また、パソコンを買い替える必要のある場合なども分かりやすく記載しました。皆さんもぜひ本記事を参考にしてVALORANTの起動できない原因を探ってみてくださいね。